2021年11月 4日(木) 高齢者大学講座

 教養課程


  「”あの二宮金次郎”が報徳で農村を復興させた」
               ~若き日の苦難と努力 成人後の知られざる偉業~
          三木市高齢者大学OB(14期生)
                         下川  博 さん 
 
   


    今は減ってきていますが、小学校には必ずといっていいほど二宮金次郎像がありました。
  三木市高齢者大学にも、旧瑞穂小学校の名残で二宮金次郎像があります。
  薪を背負い歩きながら読書をする姿から、一生懸命に勉強し家庭の仕事を手伝い、より良い生活をめざすことの
  大切が伝わってきます。
   そんな二宮金次郎ですが、どんなことをした人なのか、あまり知られていないのではないでしょうか。
  二宮金次郎の苦労や努力、知られざる偉業について講義を受けました。
 
  (内容)
      1 金次郎が生まれた頃
      2 若き日の苦悩と努力 そこから生活の知恵 学ぶ
      3 18才 一人立ち決意 24才 二宮家を再興
      4 明治中頃から終戦まで 政府が金次郎少年を道徳教育に利用
      5 26才 小田原藩家老(1200石・年収4800万円) 服部十郎兵衛へ中間奉公
      6 32才 服部家家老屋敷の家政再建に尽力
      7 老中に昇進した43才 小田原11万石 7代藩主 大久保忠真から善行表彰受け 絶大な信頼得る
      8 文政5年(1822)二宮金次郎 36才 小田原藩主の信頼を得て桜町領復興 始めた頃の著名人と世情
      9 35才 藩主から 小田原藩分家の栃木県桜町(旗本 宇津家領)復興 懇願される
     10 36才 未知の桜町で 決死で 初めての農村復興に取組む
     11 桜町の復興 困難の連続 7年目の難関と克服
     12 45才 報徳仕法の輪 諸藩に広がる
     13 金次郎が救済した 主な実施地と概略
     14 56才 幕臣 小普請役(30石)に登用され 日光東照宮神領の復興に 最後の奮闘
     15 二宮尊徳翁の有名な言葉

    
  



専門課程
 

   午後の専門課程は、4学科5課程に分かれて専門性を向上しています。 

園芸学科
  「盆栽講座(4)」
             三木市盆栽協会顧問
                        森脇 正和 さん 
       

健康福祉学科
   「認知症関連の薬の話」
             NPO法人認知症予防サポートネット
                 薬剤師   近藤 典子 さん 
       
                                                   

情報学科
  「文書を作成しよう」  
             パソコンインストラクター
                        宮脇 哲夫 さん 
       
  

文化学科(古典)
  「源氏物語・宇治拾遺物語(6)」
             元県立高校教諭
                        黒田 久美 さん 
       
  

文化学科(郷土史)
  「三木の金物について」
             市文化財保護審議会委員
                        宮田 逸民 さん