2024年7月23日(火) 高齢者大学大学院講座

 教養課程


         「身近な生物のびっくりなこと、おもしろいこと」
               NPO法人六甲山の自然を学ぼう会
                            窪田 博行 さん                 
 
   
 暑い日が続いていますが、植物の世界は秋を迎えつつあります。
秋に咲く花の代表として「秋の七草」があります。

 ところが、秋の七草と聞いてもピンと来られる方は少ないのではないでしょうか。
春の七草は、七草がゆとして食べることもあり有名です。
秋の七草は食べるのではなく、花を愛でるものなのです。

 万葉集には秋の七草がよく出てきます。
万葉集の歌とともに、秋の七草を中心とした植物のびっくりなこと、おもしろいことを聞きました。
 特に印象的だったのが、同じ花で「おしべ期」と「めしべ期」のある種類があるということでした。
これは、同じ花どうしで受粉しないための工夫だとか。
植物も生き残るために様々な工夫をしていることにびっくりしました。


 専門課程

【健康福祉講座】

      「回想法で認知症予防」
         認知症予防教室一輪会
                    代 表      田中 孝史 さん 

                  
 回想法とは、特にアルツハイマー型認知症に効果的な心理療法です。
自分の過去や思い出を人に話すと、認知機能や精神が安定する効果が期待できるということです。
 
 少し前の記憶はあいまいでも、学生たちは昭和30年代のことはよく覚えていました。
1964年東京オリンピックの話題になると、女子バレーボール代表監督の名前まですらすらと出てき
ました。
 なるほど回想法は頭の回転をよくすることは確かなようです。
昔話に花を咲かせるのも良い認知症予防なのですね。

 (内容)
 ・ 重老齢社会
 ・ 認知症とは
 ・ 回想法とは?
 ・ 期待できる効果
 ・ 回想法の種類
 ・ 記憶のメカニズム
 ・ 3種類の記憶
 ・ 聞く・話す・読む・書く
 ・ 社会参加の重要性
 ・ 身近にある電化製品の誕生